映画:日本語をしゃべる海外明星
さっき見た「特攻!BADBOYS」。
ここには日本人役で「坂本太郎」なる人物が出てくる。
演じているのはマーク・チェン。
終盤にさしかかり、黒幕である日本の老人に訴えかけている。
日本人にしゃべる日本人が使う言葉は、当然“日本語”。
う~ん、である。
ボスに向かって「○○じゃないか!」とか言っているし・・・・
逆ギレしているから、言葉づかいなんて二の次かもしれないけど、
何を言っているのかよくわからなくって、困ってしまった。
実際にマーク・チェンは日本語を話せる香港俳優と聞いたから
もうちょっと上手なんだと思っていた。
すごく期待して見た「ロスト・メモリーズ」
チャン・ドンゴンと仲村トオルが主演の韓国映画。
ドンゴンは日本人の役で、台詞は当然日本語が多く・・・・・
まじめなシーンで、へなちょこの日本語の台詞は
なかなかストーリーに入り込めなくて困った。
観客の気持ちを知ってかどうか、
なんと、
会議のシーンでは、ドンゴンの日本語台詞に
“日本語字幕”が付いてしまっていた・・・・・
(これはよくわかるけど、なんだかとっても切ない)
アンディ・ラウが反町隆史と共演した
「フルタイム・キラー」でも思った。
「5年も勉強したんだよ」。
なんでこんな台詞を言わせたんだろうか。
この映画で、
アンディが日本語をしゃべらないといけなくなったのには
理由があったんだけど
それにしても・・・・・
せっかくハードボイルドにキメているのに
日本語をしゃべっちゃうと、
へにょへにょ~にょ~ん、と溶けてしまった映画だった。
思うのだけど、
ネイティブの役だったら、映画の出来を重視して
吹き替えにして公開してほしいと感じた。
だって、
せっかく映画が作る世界が、どっか違う、
遠ーいところへいっちゃうのだもの・・・
ちなみに、
常盤貴子がアンディ・ラウと共演した「ファイターズ・ブルース」は、
香港の映画館で見たときには
常盤貴子の日本語以外の台詞は吹き替えだった。
やっぱり、いくらがんばっても、現地の人には違和感がある台詞だったからだろうね。
(日本で公開されたものは、吹き替えじゃなかった)
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コメント
こんにちわ。
確かに、演技に加えて日本語をしゃべろうとする努力には
脱帽します。
そういえば「勝者為王」(日本未公開の「古惑仔」シリーズ)の陳小春が読む祝詞には、思いっきりやられてしまいました。
香港の製作者も、このシーンは笑いをとるために作ったのではないかと思っています・・・あくまでも想像ですが。
投稿: kazumi | 2004/05/30 17:36
こんにちは、夏川です。
まあ、彼らの努力には乾杯してあげようかと思います。
というより「今は英語だろ」とか思いながらやっているかもりれませんね。
投稿: 夏川 | 2004/05/29 16:25