姑獲鳥の夏
面白かったけど、小難しい内容。小説はこの先読むことはないだろう、と思った私。(一緒に観た友人も同意)。
冒頭の京極堂の長い台詞は、まるで念仏を聞くような感じだった。
・・・あれだけの台詞をいうのは大変だったろうな・・・なんて、余計なことを考えてしまった程。
映画館で予告編を見ただけだったから、ストーリーも全くわからず
“たぶんホラー映画なんだろう” と思って行ったのだけど、別にホラーじゃなかった。
陰陽師が出てくる話で、とにかく謎解きがされるまで、ぽわ~んと意に介さなかった。
まあ、あの映像の見せ方からすると、謎解き前にわからせないように作っているとは思ったけど
な~んか、暗いし、ゆったりとしているし・・・途中、危うく寝そうになって危なかった。
とはいえ、
ひとクセもふたクセもあるような役者が贅沢に使われていたから、結果としてはとってもお得な映画。
だから、ストーリーは脇に置いて登場人物を見ているだけで十分楽しかった。
小説を読むことはないけど、京極堂映画の第2弾ができたらまた見たいなと思った。
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コメント
ミケさん、こんばんは。
堤真一演じる京極堂は結構良かったと思うのですが、病的に痩せているというのはあてはまりませんね。原作のファンには、やっぱり納得がいかないキャスティングなのでしょうね。
投稿: kazumi | 2005/07/23 23:18
私は原作ファンなので、この先も映画は見ないと思います。
原作の雰囲気やキャラのイメージは、ファンそれぞれに違うものだから、すべてに応えるのは不可能なのはわかっています。
でも、主人公の京極堂は、「芥川龍之介に似ている」「病的に痩せている」と本文に何度も明記してあるので……それだけでも反映させて欲しかったですね。
『マジック・キッチン』もご覧になったのですね。
日本語吹き替えじゃないのなら、やっぱり本人の声を聞きたいな。
DVDでは広東語バージョンもあることを祈っています。
投稿: ミケ | 2005/07/22 23:20