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2005/10/23

台湾黒電影〈アジアの風〉

ホウ・チージャン(侯季然)監督の短編記録映画「台湾黒電影」。
見る機会に恵まれてよかったと思う映画だった。

公式サイトによる内容は、
70年代末から台湾に吹き荒れた黒電影(黒社会、復讐、暴力、エロ、実録もの)ブームの真相に、若手監督が迫る。 

単に昔の映画を懐かしむ、ダイジェスト版のような映画、と思ってチケットを取っていたのだけど
映画が作られた真意は全然違うものだったようだ。

台湾映画史から消し去られようとしている、黒電影の存在。
70年代の後半から80年代に、台湾でこんな映画が作られていただなんてちっとも知らなかったから、驚いた。
香港映画に負けず劣らずといった感じで、昔の日本映画のような雰囲気を醸している。
だけど、“統治下”という状況で作られた黒電影は、香港や日本の映画と根本的なところは違っているのだろう。
(台湾の歴史をよく知らないから、詳しい部分がわからないのが残念だ)

この中で紹介されていた映画を見てみたいと思ったけれど、現在はDVD(VCD)化はされていないという。
なんでも、劇中に使われた映像も大変な苦労の末入手したようだ。
特に「女王蜂」は映画資料館にもなくて、お寺や公園などで幕を張って上映する業者にあたって見つけたらしい。それも、倉庫の一番下にあったので、カビやら何やらでテープが切れてしまいそうな状態だったようで、フィルムをビデオ化することはあきらめ、実際に上映してもらいそれを撮影したものだと、ティーチ・インで監督が話してくれた。

水色のネクタイのスーツ姿で登壇したホウ・チージャン監督。
かなり若く、真面目そうな雰囲気を醸していた。
今思えば、聞きたいことがいろいろと浮かぶけど、
思いがけない内容の映画を見たばかりでは、全く何も思い浮かばなかったんだよね。


追記
10月27日、Yahoo! にこんな記事が出ていた。
この日のティーチインでは、監督から「黒社会から出資を受けた」という直接的な言葉はなかったように思う。
もっとも「出資者に黒社会とつながりがある人がいる」とは言っていたから、イコール黒社会から出資を受けた なのか・・・・
このタイトルが妙にオーバーに感じてしまう私って、へん?

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