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2005/11/21

SPL殺破狼

SPL/狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]東京フィルメックスでウイルソン・イップ(葉偉信)監督の「SPL殺破狼」を見た。
ガツン! とどっしり打たれたかのような気分を味わった。


きのうとは打って変わって、眠気なんて全く感じない映画。
眠ってなんかいられない。
緊張のあまり体中コチコチ。
肩が凝るほど体を硬直させてしまったのは、ドニー・イェン(甄子丹)と呉京との闘い。
いやいや、ドニーと闘う前から、容赦なくナイフで切りまくる呉京のシーンに・・・・そこまで見せてくれなくとも・・・・と絶句しながら、体をコチコチになったシーンがいくつもあった。
 すっかりやられてしまった感じ。
 コレゾ正統派Ⅲ級片!! ・・・・何もそんなにまで血まみれにしなくたって・・・・

ちなみにこの映画は、来年3月に新宿トーアでロードショーが決まっているというから、ストーリーなどの詳しいことには触れない(つもり)。興味がある方は公式サイトをご覧あれ。


といいつつ、ネタバレになる内容を書くのもなんだが・・・・

爆裂刑警(邦題:オーバー・サマー) 」以来の、ウイルソン・イップ監督作で「おぉ~!!」と思った映画。
上映前に監督からのメッセージとして紹介されたメールでは
「これは男の映画です。だからマーシャルアーツは欠かせないもの」と触れられていた。メッセージを聞いたときは単にアクションシーンのことを言っているのだと思ったけど、実は映画の中の強烈なシーンのことを指していたのだろう。強烈なシーンもみな、この映画には欠かせなかったのだろうね。
「黒い服を着た刑事たちが並んで立つ海と空の青さは、CGで美しく出したのものだが、これは刑事が理想とする世界を表現している」ともメッセージにはあった。

正しいことをしたいのに、そのためには逆のことをしなければならない皮肉さ?


久しぶりに見るサモ・ハン(洪金寳)は、貫禄十分! キレのいいドニー相手に、互角にアクションする姿に感動してしまった。
あの体系では、似たようなスタントマンもそうそういないだろうから、ほとんど本人がやったんだろうね。
いくらアクションでならしてきたとはいえ、大変だったろうな。


ところで、
サモ・ハンを倒したドニーは、何をするかと思いきや酒をグラスに注ぐ。
当然場内大爆笑。
「降ろしてくれないのか」と、両手首を縛られ吊るされているサイモンの台詞を先読みしての爆笑でもある。
それよりも私は「やっぱり、ドニーはこうでなくっちゃ!」と思ったシーンだったから笑ってしまったのだけど、他の人たちはどうだったのだろう?

・・・・でね、
そんなところで格好つけて、一息ついている場合じゃなかったんだよね・・・ほんとに。


彼ら刑事の最期は「父の日」。
娘と話す父親の顔は、ついさっきまでの仕事をしているときとは全く違う、やさしくとろけそうな表情。
そして、父親を思い、話す別の刑事。

誰も幸せには終わらなかったのかな、と寂しく思ってしまう映画だった。


---追記12/8
公開時のタイトルは「SPL/狼よ静かに死ね」になったようだ。
殺破狼というのは、そういう意味なのね!!

SPL/狼よ静かに死ね@映画生活

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